リオオリンピック閉会式のAR(拡張現実)技術を紹介

世界中から賞賛を得たリオオリンピックの閉会式での東京PR。カメラの故障により100%のパフォーマンスを、テレビを見ている世界中の人々に伝えることはできませんでしたが、それでも斬新で素晴らしいパフォーマンスでした。

マスコミ各社の報道によれば、もっとも注目されたのは日本の内閣総理大臣安部首相がマリオのコスプレをして登場した場面です。しかし、それと同じくして視聴者を興奮させた場面があります。

リオオリンピックスタジアムに安部首相が登場後、赤い玉を宙に掲げた瞬間、スタジアムの空間に2020年東京オリンピックの各競技の様子を映し出しました。あたかも人が空中でパフォーマンスをしているかのように…。

日本のAR技術に世界中から驚きと感嘆の声!

このパフォーマンスの元となる技術は、ほかの記事でも紹介した、拡張現実の技術をふんだんに使ったパフォーマンスです。

拡張現実(AR)の未来!アメリカ企業Majicleapとは?

先日の記事ではアメリカ企業Majicleapの紹介を行いましたが、詳しい技術までは紹介していませんでした。

そこで今回、皆さんがARについてほかの人から聞かれた際、ざっくりと、そしてサクッと回答できるように、いくつかのコラムに分けて、かんたんに技術内容を説明したいと思います。

まずは読み方と意味のおさらいから。

AR(Augmented Reality)と拡張現実といい、人が知覚する現実環境をコンピュータにより拡張する技術、およびコンピュータにより拡張された現実環境そのものを指す言葉です。(Wikipediaより抜粋:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E7%8F%BE%E5%AE%9F)

わかりやすい例としては、「ポケモンGo!」や「リオオリンピックの閉会式」で日本が使用した映像技術があり、意外なものとしては、ドラゴンボールのフリーザがつけていたスカウター(相手の戦闘力を数値で表示する)などがあります。

ドラゴンボールのスカウターはアニメの話なので置いといて、ポケモンGo!やニンテンドー3DSなどは画面を通じているからまだ説明がつきやすいですが、リオオリンピック閉会式のように、会場の人や視聴者が、いるはずのない場所、例えば空中などに、『映像として見れる技術はどのように実現しているのか?』ということについて説明します。

その前に、今回は例の疑惑をはっきりさせておきたいことが。。。

リオオリンピック会場にいた人たちにはARの映像が見えていなかった!?

ネットでは、オリンピック会場の方々が本当に見えていたのか、見えていなかったのかについて熱い議論が交わされていますが、筆者は“会場設置のモニタでは見えていたが、実際には見えていない”に一票です。詳しくは下記の画像をご覧下さい。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-19-21-27-32

引用元URL: http://perfume0is0the0best.blog.fc2.com/img/160823_26.jpg/

テレビ視聴者側の映像。めっちゃはっきりと見えていますね

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-19-21-27-49

スタジアム上段からの映像:https://www.youtube.com/watch?v=wwMC2LZics0

うーん。これは見えていませんが、撮影角度の問題でしょうか?判断が付きませんね。

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-19-21-27-59

スタジアム内間近からの映像:https://www.youtube.com/watch?v=si2JwOawUgs

安部首相が赤玉を掲げた後、ARが映し出された後。上段のモニタにはARが映っていますが、会場の人たちには何も見えていない!?

AR(拡張現実)の種類はいくつかある

AR技術を確立するための方法は大きく2つのカテゴリに分類されます。

    ロケーションベース
    ビジョンベース

・・・さっそく難しそうな用語が出てきましたね。
今の段階ではまだ「はぁ?」みたいにならないでくださいね。

2016年地点では、①のロケーションベースが多いです。リオオリンピックの閉会式で使用されたのは②のビジョンベースのAR技術です。

まずはこの二つがARにはある、ということを覚えておいてください。

次回から①ロケーションベースと②ビジョンベースのAR技術について、ちょっと詳しめに説明していきます。数式や専門用語だらけにならないように、なるべく噛み砕いてわかりやすく説明できるように頑張ります!

[次へ続く]

コメントはこちらから

*