【夕張市CBM】廃坑の炭鉱から炭層メタンガスが取れる理由

【夕張市CBM】廃坑の炭鉱から炭層メタンガスが取れる理由

こんにちは、第7回はエネルギーについて記事を書きたいと思います。

環境に優しいメタンハイドレート

エネルギーといえば、石炭石油天然ガス、さらには最近オイルサンドシェールガスなどが注目を集めていますよね。

しかしながら、これらは全て海外の話です。

日本のエネルギー事情としては、輸入に頼っているのが現状です。日本がアラブ並みの石油産出国であれば、もっと豊かな国になっていたかもしれませんね…。

ちょっと待ってくれ、日本にも新エネルギーがあるっていう記事読んだことある!
って方も沢山いらっしゃると思います。

それが、メタンハイドレートですね。

ちょっとだけ、メタンハイドレートの説明をします。

そうなんです。日本の近海には12.6兆立方メートルという、あまりに天文学的な数字で想像すらできませんが、ざっくり言いますと、日本人が使う天然ガスの100年分以上が存在しているのです。

しかも、メタンハイドレートって、環境に優しいってご存知でしょうか?

メタンは石油や石炭に暮部、年少時の二酸化炭素排出量が少なく(大体半分くらい)、環境に優しいといわれています。

二酸化炭素というと、地球温暖化が結びつきますが、地球温暖化の原因が二酸化炭素と断定するには諸説ありますので、「環境に優しい」というフレーズの弁明はここでは割愛させてくださいね。

そしたら、さっそく採掘しちゃえばいいじゃん!

という話になりますが…そう上手くはいきません。

今までも散々議論されチャンレジしましたが、技術面や採掘環境面でコストの折り合いが付かず、難易度が高かったのです。というのも、南海トラフの水深は約1000メートルもあり、インフラを整えるだけでも莫大な費用が発生してしまうからです。

富山湾でもメタンハイドレートの採掘が進行中!

しかしながら、現在はとある場所の採掘に対して非常に積極的に作業が進んでいます。

こは、富山湾です。(参考:美しい富山湾クラブ運営事務局)

水深500メートルと浅く、採掘がしやすいため生産性に適していると判断されているのです。

資源エネルギー庁も本気で取り組んでいます。

政府予算を百数十億円台もつけて作業を進めているのですね。
(果たしてこの金額が高いか安いかは結果次第なのでしょうか。筆者は安すぎると思っています。。。)

我々国民の税金を使っての事業になっていますから、無駄遣いは勘弁して欲しいですが、フィージビリティスタディとしてもかなり期待の持てる予算だと確信しています。将来的なメタンハイドレートによる金額は年間1兆5000億円とも言われており、莫大な資源利益が舞い込んできます。2018年には商業化という噂も立っているほどです。

日本にはメタンハイドレートがある!期待しましょう!

・・・と言って終わりたいところですが、実は皆さんにも知っておいて欲しいことがあります。

北海道夕張市でコールベッドメタン試掘調査が開始

同じガス系に分類されますが、メタンハイドレートではなくコールベッドメタン(=通称CBM)というガスです。

コールベッドメタンは炭層ガスとも呼ばれ、石炭層から採取可能なガスで、国内の炭鉱町(石狩炭田、常磐炭田、筑豊炭田など)には大量に埋蔵されている可能性が高いと考えられています。

しかもCBMは良質のガスの可能性が高く、二酸化炭素の排出量も少ないため環境に優しく、コスト面でもメタンハイドレートに比べて安価に入手可能です。

最近の記事でも話題になっています。

9月16日に北海道新聞が発表した、北海道夕張市の廃坑となった炭鉱から新たなエネルギー試掘調査について(URL: http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160916-00010000-doshin-sctch)、とても期待できる話だと思いますが、実現可能性ってどんなものなのでしょうか。

実はCBMの実用化は既に海外では積極的に行われています。

実は、日本は遅れているのです。ショックですよね。

もちろん、実用化に向けては技術面ではなく採掘環境面の難しさや持続可能性の難しさが考慮されるので、手をつけなかっただけなのかもしれませんが、北海道夕張市のCBMは埋蔵量が多く、夕張地域におけるエネルギー供給に対しては有望だと考えられています。

では、CMBはどうやって取るのでしょうか?

オーストラリアを例に挙げますと、実際は技術的に困難ではなく、地下数百メートルの井戸を掘り、地下水と一緒にガスを抽出します。実にシンプルです。

『映画や実話で、炭鉱労働者が採掘中にガス爆発で事故にあった』。
という話を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、爆発の犯人はCBMなのです。

爆発の可能性もゼロではないため、採掘が慎重に、安全に行われることを願っています。

また開発には環境破壊の懸念もあるため、開発地周辺の住民の許可が必要なので、そのあたりのケアが十分に必要になってくるでしょう。

そんなこともあり昔やっかいもの扱いされていたCBMですが、今となれば、希望に満ちた資源として活躍できるのかもしれません。

日本はエネルギーに対して少資源国家ではなく、資源大国といわれる日が将来訪れるのかもしれませんね。

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