ソウラー(Soular)が販売する太陽光発電付きバックパックとは

太陽光発電といえば?

このような質問を問われたとき、ほとんどの方はお家の屋根に設置して発電したり、空き地に大量のソーラーパネルを設置して大量の電力を生み出したりするメガソーラーを想像します。

アフリカで深刻化する電力不足

太陽光発電=ソーラー発電という技術は古くから存在し(1954年頃アメリカが太陽電池を発明)、火力発電、原子力発電と同じ発電分野ではクリーンエネルギーとして注目を集めています。

日本では政府により電力売買システムが許可され、自家発電がメジャーな存在になっていますが(今は下火でしょうか)、アフリカではどうでしょうか。

広大なアフリカ大陸に属する国々の多くは、電力不足に大きな悩みを抱えています。

どのような電力不足なのでしょうか?

例を挙げますと、

  テレビを2時間視聴する(5kWh) > 一日分の電力消費量/ ケニア人1人
  ドライヤーを一回動かす(3kWh) > 一日分の電力消費量/ ガボン人1人
  冷蔵庫(1日あたり4.3kWh) >一日分の電力消費量/ ボツワナ人1人

(参照引用元:https://www.one.org/us/2014/07/25/your-daily-energy-use-vs-africas/)

想像できますでしょうか?日本人には到底考えられない環境ですよね。

そのような場所に住んでいる人々は、夜に明かりが無いことが多く、先進国の子どもたちのようにゲームやネットサーフィンをすることができません。

ゲームが出来ない程度で済めばよいのですが、仕事や学校の宿題、好きな勉強ができないため教育の目線からすれば大変大きな問題なのです。

アフリカの子どもたちの学問に対する認識は、先進国の子どもたちとちょっと異なります。

たまにテレビで見かける例としては、

◯日本の小学生「勉強きらーい。勉強とかする意味あるの?

◯アフリカの小学生「なぜ私たちは勉強したいのにできないの?

全然違いますよね^^;

勉強できることが当たり前の子どもたち、勉強したくても学校や教科書すらない環境の子どもたちでは意識が違います。(←一概に全員そうとは言えませんが…)

この環境が長期的に何をもたらすのか。

それは…貧困です。

勉強したくてもできない→ 都市部で仕事ができない→ 十分なお金を稼げない→ 子どもを学校に通わせることが出来ない→ ・・・

この負のスパイラルが貧困を招いている原因の一つなのです。

貧困という負のスパイラルにはいくつか原因があると思いますが、原因の一つである“明かり”問題を解決することで、大きな変化が生まれることが期待できます。

23歳の起業家サリマ・ビスラムはがソーラーパネル付きバックパックを生産

夜明かりが無くて困っている人たちを救うべく、アフリカの夜に希望と明かりを照らす若き企業家が立ち上がりました。

クラウドファンディングで集めた資金を元に起業した、Salima Visramさんです。

世界的に有名なアメリカ誌「Forbes」にも取り上げられるほど、注目を集めています。

・参考記事URL:「The 23-Year-Old Behind Soular Is Bringing Solar-Powered Backpacks To Children In Africa
・記事URL:http://www.forbes.com/sites/viviennedecker/2016/09/09/the-23-year-old-behind-soular-is-bringing-solar-powered-backpacks-to-children-in-africa/#34b8e8736978

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フォーブスジャパン社も9月14日付けで同記事を掲載しています。

『アフリカに「明かり」を、23歳起業家がソーラーパネル付バックに込めた思い』

記事URL: http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160915-00013580-forbes-bus_all

製品の仕組みは至ってシンプルです。

リュックについている太陽光発電シートを使って、日中太陽からのエネルギーを電気エネルギーに変換し、夜に蓄えた電力を照明等の電気設備に消費する

リュックはネットショップから、一つ50ドル未満の低価格で購入することができます。
リュック販売サイトはこちらから

太陽光という無尽蔵かつ0円、そして何より地球に優しいエネルギーを応用してアフリカの人々を救うことができるビジネスは、考えれば想像しやすいモデルでありますが何故今まで誰も本気で取り組もうとしなかったのでしょうね。

もしかすると、多くの会社が取り組もうとしたけれども、ビジネスという枠の中で採算が合わないために断念したケースが多いのかもしれません。

Salima Visramさんのような方が増えると、世界全体の経済と希望に明かりが灯りそうですね。

ちなみにこのような太陽光発電ビジネス、日系企業で取り組んでいるところはないのでしょうか?

日系の太陽光発電ビジネスを手がける『デジタルグリッド株式会社』

日系で太陽光発電ビジネスを手がける企業。

それが、デジタルグリッド株式会社です。

彼らは発電リュックを販売している訳ではなく、ソーラー発電を利用し、電力売買のビジネスを現地で確立させるビジネスに取り組んでいます。

働く=お金を稼ぐというビジネス的思考力と電力不足の地域に電力を供給できる、という両方を満たすことのできるビジネスです。

何と言っても、デジタルグリッドさんのシステムには日本らしさが存分に活かされています。

それは人情とITの両活用です。

・住民のニーズに応じて販売製品のレンタルを行うことができる。
・インターネットを活用し、顧客情報や発電情報を管理することができる。

住民が儲かり、サービスを提供した企業も儲かる。皆がwin-winの関係を構築できる。

素晴らしいですね!理想的な社会貢献とも言えると思います。

貧しい国々にこのようなモデルを確立させようとすると、当たり前でないことを常識化する、つまりパラダイムシフトをおこす必要あるため大変難しいはずです。

政府メインでODAという多額の援助を行うのも良いことだと思いますが、世界に先駆けて、このような日系企業がどんどん世界中でフォーカスを集めることが出来れば嬉しいなと思います。

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