人工知能で昔のモノクロ写真をカラーに現像できるサイトを紹介

人工知能で昔のモノクロ写真をカラーに現像できるサイトを紹介

突然ですが皆さん!昔(もしくは現在?)教科書で勉強した過去の偉人の写真はほとんどがモノクロの写真だったと思ます。もし、モノクロ写真ではなくて、カラーで見たいと思ったことはありませんか?カラーで見た方が記憶に残りやすいですし、何しろリアリティが増します。

カメラの歴史

『最初からモノクロじゃなくて、カラー写真で撮ってくれればよかったのに!』

こう思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ではここで、簡単にカメラの歴史を振り返ってみましょう。

1839年8月19日にルイ・ジャック・マンデ・ダゲーロが世界初の実用的写真撮影法を発表しました。
いわゆる、これがモノクロ写真の始まりです。

それから30年後の1868年に、大学で物理学を勉強したことのある方であれば誰もが知っているイギリスの天才物理学者、マクスウェルカラー写真の撮影に成功しました。これがカラー写真の始まりです。

実は結構古くからカラー写真の技術ってあるんです。

1868年っていうと、そのころ日本は明治元年。なんと戊辰戦争(明治維新の内戦)中だったのです。
まだギリギリお侍さんがいたころですね。

日本は1940年ごろでも、モノクロ写真がメインでした。

おじいちゃん、おばあちゃんのころの写真=モノクロ写真というイメージですが、
昔はカラーの現像技術がGHQのロールフィルム製造禁止令のせいもあり、現像処理が難しかったり、
めちゃめちゃ高かったりと全く持って実用的ではなかったためカラー写真が少なかったのです。

ちょっと寄り道しすぎましたね。歴史のお話から本題に戻ります。

AIの技術を使ってモノクロ写真をカラー写真に変換できる

モノクロ写真がカラー写真だったらよかったのに!というお話でしたね。

実は今、AIを使ってモノクロ写真をカラー写真に変換する技術ができています。

そして、その技術はプログラミングが分かる人であれば、GitHubというソフトウェア開発プロジェクトのためのソースコード管理サービスを利用することで自力で実現することだってできちゃいます。(GitHubのHPはこちら)

しかも、面白いことに日本を代表する有名私立大学、早稲田大学が人工知能の技術のひとつ、ディープラーニングを用いて開発したものなんです。天才ですね。

<論文タイトル>
Let there be Color!: Joint End-to-end Learning of Global and Local Image Priors for Automatic Image Colorization with Simultaneous Classification

和訳:ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による白黒写真の自動色付け
(論文URL:http://hi.cs.waseda.ac.jp/~iizuka/projects/colorization/data/colorization_sig2016.pdf)

論文を読まれても分からない方のために、非常にざっくりと説明しますと…

畳み込みネットワークモデルというものを使っています。(畳み込みと聞くと、大学で物理学をまんべんなく学んだことのある方であれば、「あっ、畳み込みね」と分かるかと思いますが、そんな難しいお話はここではしません。)要は一枚の写真全体に対して、人が見たときのように自然な色づけをできるようにする手法です。

大量の画像分類のデータセットを使って、画像の色・ラベルを同時学習することでモノクロ写真をカラー写真に復活させることが出来ます。

この技術、写真屋さんでも取り入れてくれればいいのに…と個人的に思っているところですが、おそらく近い将来、当たり前のサービスとして開始する日がくるのではないでしょうか。(現在、有料でやっている写真屋さんがちらほら出ていますね。)

個人でも早稲田大学さんの論文を読んで猛勉強すると、頑張ればできるようになるかもしれません。

おじいちゃん・おばあちゃんの写真、昔の思い出の写真を復元するのは、技術屋さんとしてはかなりワクワクする仕事になるのではないでしょうか。

何より、昔の写真をカラー写真に復元することで喜んでくれる人がいれば、この上ない喜びを共有することが出来そうです。

ちなみに、先ほど”プログラミングを勉強したらできる”見たいな事を書きましたが、実は誰でもモノクロ写真をカラー写真にできるサイトがあります。(←早く言え)

モノクロ写真をカラーにできるサイト

それが、『siggraph2016_colorization』というサイトです。

間違いなく世界中の人々に喜んでもらえる素晴らしいサイトです。

世界中にちらばった貴重なモノクロ写真をカラー写真化することで、歴史的に新たな発見が生まれてくる可能性もあります。

大げさな話ではなく、このようなAI技術が今まで何でもなかった写真を世界中の人々を驚かせる写真へと変貌させるきっかけになる可能性すらあります。

あなたのお家に眠っているモノクロ写真、カラーに復元してみてはいかがでしょうか?

上記の『siggraph2016_colorization』というサイトでは、お家の紙のモノクロ写真をスキャナで画像データ化してサイトにアップロードするだけでカラー化技術が楽しめます。歴史的な発見は別として、また違う喜びや感動を体験することができるかもしれません。

お時間があれば、ぜひ一度お試し下さい!

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