日本政府が防災分野のAI開発を高優先度にした理由と背景

日本政府が防災分野のAI開発を高優先度にした理由と背景

今回は日本政府が優先的に掲げているAIについて紹介します。感想と予想ばかり書かれているので、ご容赦ください。

防災分野のAI開発に政府が本気を出した!?

2016年09月18日の読売新聞記事によると、政府は災害時の人的被害の軽減に向け、人工知能(AI)を利用した医療情報通信システムの開発に乗り出すことが分かった、とあります。実用化までには3~5年ほどの期間、開発費用として2017年度予算の概算要求に対し40億円を計上する予定とのことです。
(参照記事:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160917-00050152-yom-pol)

AI開発に40億円という莫大な費用を投じる、ということはつまり相当な本気度が伺えます。

AI開発はすぐにできるものではない

なんでそんなにお金かかるの!?って疑問に思う方は多いでしょう。わたしもなぜ2017年度予算の概算に40億円も費用がかかるのか?という点はちょっと疑問ではあります。

もしかすると、多くの会社と連携して、かなり大規模なシステムを開発しているのかもしれません。もしくは、民間企業からの過剰な見積金額が反映して40億円という金額に膨れ上がっているのかもしれません(←これ濃厚)。

憶測でものを言うのは良くないと思いますので、しっかりとしたシステムが出来上がることを期待しましょう。

AIの開発には兎にも角にもデータの蓄積が不可欠です。本件のように、防災分野という、非常に大きなカテゴリ全体でのAIシステム開発というと、非常に膨大なデータを蓄積しなければなりません。

おそらく、複数の民間企業が絡んでいることが想像できます。

AIは膨大なデータ、例えば今回の防災分野でいうと、災害の種類、災害時の天候、災害時の状況、通報人の状況、通報人の年齢・性別、交通情報、、、など思いつくだけでもかなりの情報を結びつけて迅速に答えを見出す必要があります。

そのために、情報処理能力の高いパソコン、ダウンしないシステム設計が必要になり、煩雑な全体設計が不可欠だと考えられます。

どの程度の情報量があれば精度の高い答えを出すことができるのかは想像できませんが、情報量が多いに越したことはありません。

その情報量が例えば一分野で10万件なのか100万件なのかはAIの特徴にも依るかと思いますが、いずれにせよ、最初の数年はシステム設計と合わせてAIに情報を覚えこませる作業が必要でしょう。

もちろん、覚えこませるのはコンピュータではなく、人による作業が不可欠なので、膨大な作業量が予想されます。3~5年という目標設定は堅実だと言えるでしょう。

防災にAIが活用されると、人的なミスが激減する!?

筆者の予想がかなり多く含まれますので、参考程度に見ていただきたいのですが、防災分野にAIが活用されれば、例えば救急車の最適な出動数、そこにかける救急隊の数負傷者の病院への搬送が今より最適化できる可能性が高いことが考えられます。

よくニュースで急患の患者さんがたらい回しにされ、病院への搬送が遅れたことによる人的ミスが原因で死亡した、と見ますよね。政府主導でこういったシステムやルール作りを根本から見直し、設定していくと、AIの活用により、病人の状態によってどこの病院が最適かつすぐに対応可能かが即座にわかるはずです。

救急車の装備に関しても、熟練した救急隊でなくとも通報をうけた電話主の情報で、最適な装備を迅速に配置できるメリットがあります。

情報をAIにて蓄積すれば、統計的なデータから他分野への応用、民間企業で医療に進出を狙っている会社とも連携がとれ、どんどん良いシステムが生まれる→海外に向けて売れるシステムの確立すら目指せるようになってきます。

日本は自国を『医療大国と謳っていますが、システム面では他国に先を越されているのが現状です。

それは法制度の問題、現システムの複雑な絡み合いが原因ですが、政府が本腰になって取り組むことで、技術大国日本の新しい姿が作られていくのでしょう。

今後どのようなスケジュール感で実現に向けて進んでいくのか、期待して見守って生きたいと思います!

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